手習い算命学

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☆実践算命学基礎レッスン③-6

   

 木性 甲木 陽 樹木
乙木 陰 草木 

今回は、五行に対して、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10種類の符合を付ける。

と言うお話の続きです。木性は甲木が陽の質、乙木が陰の質と言う事でしたね?
この陰と陽の関係は、陽が男性的、陰が女性的と分けても良いし、陽が積極的、陰が受動的、分量で考えても、陽が大きいとか多い、陰が小さいとか少ないと言うふうに、すべてを対比させて考えます。
そのために、「甲木」は樹木として、「乙木」を草木や草花に分ける事で対比させた訳です。
そこで、この草木を考えてみると、これはユリの花やバラの花などの花の咲く草はもちろんですが、あらゆる植物を、この陰と陽の種類に分ける訳ですから、
雑草も入るし、コケやシダやツルやツタ等と言うふうに、甲木の樹木に対して、
低い植物や小さい植物がすべて乙木に入る事になります。

次に、この質の違いを特徴や質の違いから考えて行くと、樹木はまっすぐ

上にしか伸びられないために、「直上」と言うキーワードで代表させているのに対して、この乙木の草木の方は、「曲直」と言う言葉で代表させます。
これは、雑草を考えてみると分かるように、樹木が天に向かい真上に伸びるのに対して、草は横広がりにもニョキニョキと伸びて行けるし、ツタのように樹木に絡まって上に上にと伸びる事も出来ますね?

そしてアスファルトがあれば、そこを避けて他の場所からでも芽を出せるように、直だけではなくて、曲の質を持って居ます。

そのために、甲木の樹木ならば幹の本体を切られると生きて行けなくなるのとは違い、草と言うのは、踏まれても踏まれても、どっこい根っ子さえ残って居れば、再度立ち上がれるという所から、しぶといとか、柔軟性があると言うように、草木の質も、そのまま気質として捉えます。

この柔軟性と言うものも、良く言えば、発想が自由だとか、臨機応変に対応出来ると言う事になるのですが、反対に言えば、あっちにもこっちにも手を出して、結果的には迷ってしまうと言うふうに、優柔不断だったり、しつこいとも言えます。
さらに、この草の特徴としては、群れると言うものがあります。良く考えてみれば、樹木と言うのは、一見、林や森になっていても、実際には木々自体は単体で生えているのに対して、草と言うのは、芝生を考えれば分かるように、芝生は一本だけが生えて居ても、ゴルフは出来ないように、たくさんある、群生する事で価値がある訳です。お米も麦も、1つぶではご飯にも、パンにも出来ません。
そのために、周囲と和合するとか協調性があると言う形も、乙木の気質として考えます。
そういう質の違いから、五本能に分けて、甲木が守備本能の陽で単独の守り、乙木は守備本能の陰として集団の守りと分けます。
ですから、乙木は組織を作るとかグループを作り、共通の目的や意識を持つ人達と、集団で何かを守ろうとする訳です。

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