手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン③-53 

   

十二大従星の説明として、これまで天将星の現実界のトップの星まで説明して来ましたが、ここで、星の強弱を見る上で「身強」「身中」「身弱」という分け方を簡単に説明しましょう。

天報星・天印星・天貴星・天恍星・天南星・天禄星
天将星・天堂星・天胡星・天極星・天庫星・天馳星

元々十二大従星というのは、人間の一生の推移を星に置き換えた符号ですが、算命学独特の考え方というのは、生まれてから死ぬまでではなく、さらに死んでからあの世に行って、再度、誰かのお腹に入って胎児となって、生まれて来ると言うように、大げさに言うと輪廻転生のサイクルまで考えているのです。

そのために、改めてそれぞれの年代の流れを大きく分けてみます。

〇天報星=胎児の星

〇天印星=赤子の星・天貴星=学童の星・天恍星=思春期の星

 天南星=青年期の星・天禄星は=中年期の星・天将星=頭領期の星

〇天堂星=老人の星・天胡星=病人の星

〇天極星=死者の星・天庫星=入墓の星・天馳星=あの世の星

こういうふうに人間の一生を考えてみると、まず天報星の胎児の時代というのは、まだこの世に生まれ出て来れるかどうかわからない、この世とあの世の中間にいる事になります。これは仏教的に言うと、まだあの世とこの世の中間にいるとして中有とも言います。

それが、無事人間として生まれ出て来たのが、天印星の赤子の星です。

そこから、大人になって行くので、天貴星からは学校に行き、そこから天恍星のいわゆる思春期になり異性を意識する時代になります。次に成人位からの天南星の時代というのは、誰でも一番体力がある時代ですから、肉体だけのエネルギーの強弱で考えると、一番強いという事でもあります。

しかし、まだ世の中に出てもまれていない若い星だけあり、良く言えば正義感が強いのですが、世の中の仕組みがまだ分かっていない単純な所がある年代です。

それが天禄星の中年の流れに入れば、ここで家庭を持つ人も多くなる年代なので、天南星の独身時代のようには、無鉄砲な事が出来ない、いわば守りの年代になる事になります。

当然、大人になって行くという事ですから、時には長いものにも巻かれる事も覚えていくある種のずるさも身に着けていく訳です。

次が、ここまでやって来た天将星の時代として、これは現実世界を基準にした生涯の頂点になる年代と捉えるのです。

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