☆実践算命学基礎レッスン③-4
ここまでは、陰陽五行説として、陰と陽に分類して行くと言う考え方と、物事を5種類に分類して行くと言う事でしたが、これを両方重ねてみると、
木性にも陰と陽があり、火性にも陰陽、土性、金性、水性にも陰陽と言うふうに、それぞれの質を5種類に分けて、さらにそこを陰陽に分類します。
木性 陽 樹木 火性 陽 太陽 土性 陽 山岳
陰 草木 陰 ともしび 陰 田園
金性 陽 岩石 水性 陽 海・大河
陰 小石 陰 雨・霧・露
この図は、それぞれの木火土金水の五行分類です。それぞれに対して、説明をして行きましょう。今回は「木性」の説明からです。
地球上に存在しているものは、木性火性土性金性水性の質に分けられる事から、木性ならば樹木と言う形で、松の木や桜の木、杉の木などのような、「木」を陽の質として、さらにそれに対して、草木を陰の質に分けます。
そのために、この草木の中には、お花は当然ながら、ツタやツル、苔なども陰の木性の植物に分類します。ですから、植物を陰陽に分ける時には、
単純に言うと陽の方が大きい・高いと考えれば、陰の方は小さい・低い訳です。
次に、ここに「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」と言う符合を付けます。読み方は、日本語読みにすると、甲=きのえ、乙=きのと、丙=ひのえ、丁=ひのと、戊=つちのえ、己=つちのと、庚=かのえ、辛=かのと、壬=みずのえ、癸=みずのと・・・と言うふうに、それぞれの五行の質に対して、「え」と「と」を付けて言うので、これを「エト」と言うのです。
算命学では、この読み方を、甲=こう、乙=おつ、丙=へい、丁=てい、
ぼ=き、庚=こう、辛=しん、壬=じん、癸=き、と言います。
さらに、最初から、五行の質の木火土金水を、そのまま下に付けて
甲木、乙木、丙火、丁火、戊土、己土、庚金、辛金、壬水、癸水、とくっつけて言いますから、同じ読み方をする、甲と庚も己と癸も違いが分ると思います。