手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン③-18

   

 

十大主星の説明の続きです。
十大主星は、この10種類の星になります。

貫索星(かんさくせい)石門星(せきもんせい)鳳閣星(ほうかくせい)調舒星(ちょうじょせい)禄存星(ろくぞんせい)司禄星(しろくせい)車騎星(しゃきせい)牽牛星(けんぎゅうせい)龍高星(りゅうこうせい)玉堂星(ぎょくどうせい)

この十大主星を本能別に分けて考えると言う、「五本能」の話からです。人間の本能を考えてみると、

「習得の本能」「守備の本能」「伝達の本能」「攻撃の本能」「引力の本能」この形のように5種類に分類されると考えます。

次に、この五本能に対して、十大主星の10種類を振り分けます。
貫索星・石門星~守備本能
鳳閣星・調舒星~伝達本能
禄存星・司禄星~引力本能
車騎星・牽牛星~攻撃本能
龍高星・玉堂星~習得本能

まず、貫索星石門星の守備本能ですが、これは、守ると言う事を考えてみると、「その状態を変えないで守る」という事になるように、野球の守備で考えれば、バッターが打って飛んできた球を取る訳ですが、これは、ゲームとしては当然、点数が入らないように、守った訳です。

そう言うふうに、守ると言う事は、現状維持であって、形を変えずに継続させるという事になる訳です。さらに、戦争で考えれば、守る闘いをする訳ですから、籠城してひたすら動かずに陣地を守るという戦い方になるというふうに、同じ闘いをしなければならない状況に置かれたとしても、守る事によって戦うのです。

さらに、人の生命を守る形と考えれば、呼吸を一定にさせて安定させるとか、血圧を安定させるとか、と言うふうに、変化を防ぐ事によって、生命を守ると言う形もある訳ですから、体温維持として考えれば、気温によって着衣を脱いだり着たりすると言う行為も、気温の変化に対して、体温を守るための行為になります。

そうすると、十大主星は本能から出て来る気質を考える符合ですから、その守るための気質はどう言う性格が合うのか?と考えれば「頑固」と言うのが一番最初に出て来る訳です。

この頑固と言うのは、何か、頑として人の意見を聞き入れないような、かたくなな気質を想像しますが、これも、ケースバイケースであって、どんな誘惑にも負けずに、何かを頑固に守ったとなれば、それは長所にもなるのです。

しかし、頑固じいさんのように、家族に同調しないために、周囲は困ってしまうと言うふうに出れば当然短所にもなると言うふうに、この頑固自体が悪い訳ではなくて、何かを守って、維持継続するという環境に置かれれば、本領発揮が出来ると言うように、それぞれの気質は、その状況によって変わるのです。

そのために、それぞれの星には、陽転と陰転と言って、本質のエネルギーを上手に使って行く形を陽転と見て、反対にマイナスの使い方をする方を陰転に分けます。ですから、この守りの本能の貫索星石門星の気質の陽転と言うのは、イメージとは正反対で、周囲の意見に対して一切逆らわない訳です。

これは、反対に考えやすいのですが、良く考えれば本質は「何事に対しても変えない」という質があると言う事は、周囲の意見に対しては、いちいち逆らって反発はしないのが、ほんとうの頑固になる訳で、その代わりに、逆らわないでフンフンと聞いて居ても、結果的には、自分を変えないというふうに、非常に大人しい気質に見えるのです。

そのために、貫索星石門星の守備本能の気質は、平和型の気質になります。そして、この同じ守備本能の星でも、さらに、この2種類を陽の星と陰の星に分けて考えて行く事になり、貫索星を陽の星、石門星を陰の星に分けます。ですから、同じ、何かを守ると言う気質でも、その方法が違う事になりますが、それは、徐々に進める事にして、まず、五本能だけで、10個の星に対して、5種類に分けると言う、説明を次回にも続けて行きましょう。

 - 実践算命学基礎レッスン