手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン③-26

   

十大主星を五本能に分けて、気質の中心にある主星を中心に見て行きましょう。有名人を使って並べてみる事で、ニュアンスを捉えて下さい。

今回は鳳閣星からです。

鳳閣星は伝達の本能の「陽」になります。伝達というのは当然、物事を伝えると言う事ですから、まず、おしゃべりをして直接相手に伝えると言う形がありますが、それ以外にも、現代のようなあらゆる通信媒体がある時代になれば、その情報の伝達をするための手段というものは、たくさんありますね。

そして、この伝達をする必要性から考えてみると、危機管理として、災害の予測をしてそれを伝える広報などの世界や、天気予報などで明日の天候を伝える等というふうに、生活に密着していて、注意が必要になる情報を伝達して行く「報道」という事があります。

さらには、物を売るためのコマーシャルなどのように、宣伝すると言う形を考えていけば、マスコミ関係があるし、その中でも、映画やミュージカル、演劇のようなエンターテイメント的なものを、伝える、見せる、という世界も入る訳です。

そう言うふうに、伝達本能というものは、何かを伝えたいと言う本能を表しているのですが、さらに、この伝達を考えていくと、人間が子供を産むと言う事自体も、人類の伝達になるし、子供ではなくても、自分の業績を次代に遺すと考えれば、後世の人達にノウハウを遺すなども入るので、例えばおけいこ事などでも、お師匠さんが弟子に教えると言うように、「物事を伝え遺す」という意味合いも入って来ます。

そうすると、この伝達本能の中にも、鳳閣星の「陽」の伝達と、調舒星の「陰」の伝達として陰陽に分けて考えると、鳳閣星の方の伝達には、「公」の意味があり、災害情報などのような、いわゆる広報のような伝達の方になります。

そのために、公という事は、幅広く誰にでも解りやすく伝えなければならないという事になるし、又、この中には自分の意見を入れて、偏った報道をしてはいけない訳です。

これは、アナウンサーを考えれば分かるように、アナウンスをする人というのは、いつ、どこで、何がどうなったという事実のみを伝えるのが仕事であって、それに対して、アナウンサー自体の意見や気持ちを入れてはいけない世界ですから、一般大衆に幅広く、ありのままを伝える事を、「公の伝達」と考えます。

そのために、鳳閣星の伝達というのは、冷静とか、正確、中庸というのがキーワードになり、又、それがそのまま鳳閣星を持っている人の気質になって来ます。
ただし、この中立中庸という事は、えこひいきをしないという事で考えれば長所でもありますが、反対に言うと、肩入れもしないという事であって、例えば、自分の友達二人が喧嘩をしていたとしても、どちらに対しても、応援しないという事でもある訳ですから、ある意味では薄情だったり、自分に関係のない火中には飛び込まないという所もある訳です。

そこで、主星に鳳閣星を持っている方を探してみると
橋下徹さん 


大阪知事、市長さんと元政治家から、最近は政治評論家としてコメンテーターをされている橋下さんが、主星鳳閣星です。

文字通り、この主星のおしゃべり上手を活かしていますね?さらに東方の車騎星は、まさに弁護士の星でもあり、さすがにアピールが上手な事も解ります。

表現者の皆さんにも多いようです。

 

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