☆実践算命学・基礎レッスン2―72
今回は、司禄星の成り立ちとして、日干が火性との十干の組み合わせからです。
司禄星の成り立ちは、日干とは順剋の関係と言って、日干の自分の方から相手の他干に対して、ぶつかって行く方の相剋の関係になります。
さらに、十大主星の成り立ちの基本として、十干の陰陽を、そのまま「+」「-」で掛け合わせると分かりやすいのですが、元々、十大主星にも陰陽があるために、今見ている、土性の禄存星司禄星は、禄存星が陽の星ですから「+」司禄星は陰の星なので「-」です。
これを、今回の日干が火性で考えて行くと、火性は丙火と丁火ですが、丙火が陽干で、丁火は陰干です。ですから、日干が火性ならば、相手は火剋金の金性と言う事なのですが、金性と言うのは、庚金が陽で、辛金が陰です。
そうすると、日干丙火は「+」で、相手は金性の中でも、辛金の「-」を掛け合わせれば、+×―=-の、陰の十大主星の司禄星が出て来る事になる訳です。
これは、言葉ではややこしいのですが、
日干丙火「+」 × 辛金「-」 = 司禄星「-」
日干丁火「-」 × 庚金「+」 = 司禄星「-」
こう言う関係が分かれば、いちいち十大主星の表を見なくても出て来るのです。
では、これを同じ土性の財の星の禄存星でやってみると、禄存星は陽の星ですから「+」なので、順剋の関係として、十干同士を掛け合わせて「+」になれば、禄存星ですね?ですから、同じように日干火性で考えると。
日干丙火「+」× 庚金「+」 = 禄存星「+」
日干丁火「-」× 辛金「-」 = 禄存星「+」
こうなるのです。
これを、言葉にすると、
司禄星の陰星は、陰陽の十干の順剋の組み合わせ
禄存星の陽星は、陽同士か陰同士の十干の順剋の組み合わせ
と言うのです。