手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―40

   

今回は、鳳閣星が終わったので、調舒星の説明からです。鳳閣星と調舒星はどちらも伝達本能ですが、復習として、鳳閣星の陽の伝達と、調舒星の陰の伝達のエネルギーの違いから考えてみましょう。

鳳閣星は公の伝達として、物事をその通りに正確に誰にでも分りやすく伝えるという、広報のような形になります。そのために、いつどこで誰がどうした、と言うような、私見を交えない伝え方をする世界になります。

それに対して、調舒星の私的伝達と言うのは、私見ですから固有の意見であったり、感じ方を伝える方ですから、事実に対して、自分はこう思うという事ですから、極端に言うと事実を正確に伝えているかどうかは分らない世界になります。

そのために、職業世界で言うと、鳳閣星は公共機関の広報のような形として、「どこどこでこういう事件がありましたから周辺の人は気を付けて下さい」とか、又は、「地震がありました、震度はこの位です」と言うのを正確に伝える仕事になるし、民間ならばアナウンサーなどがニュースで伝えるという仕事世界になります。

それに対して、調舒星と言うのは、批評家とか評論家、今ならばコメンテーターと言うふうな世界で、「私はこう思います」と言う世界になる訳です。

では、エンターテイメントの世界として、マスメディアの世界で比較するとどうでしょう?鳳閣星は誰にでも分りやすくと言う世界ですから、大衆受けするような、みんなが楽しめるという事ですから、家族で見に行ける映画の世界や遊園地などになるのに対して、同じ映画だとしても、調舒星はドキュメンタリーだったり、社会派の世の中に訴える、と言うような趣旨が含まれているような題材になるでしょうね。

当然、やくざ映画などならば、コアなファンが付いていても“家族がみんなで見に行く”という物ではないというような、対比です。

では、音楽で、比較してみると、鳳閣星の方ならばポップスやいわゆる歌謡曲などになるのに対して、調舒星ならばジャズだとか、民族音楽のような好き嫌いが分かれるようなジャンルになるのですが、反対に言うと、鼻歌を歌うような誰でも知っている曲ではなくても、そのジャンルには非常に詳しいというファンも付く訳です。これが調舒星の意味にある「拘り」の強さでもあります。

こう言うふうに、絵画ならば、どうだろう?書道ならばどうだろう?と言うふうに、すべての十大主星の捉え方は、同じ五本能の中でも「陰」と「陽」の世界の違いとして、あらゆるものに置き換えて捉えて行く事が出来るのです。

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2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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