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☆実践算命学・基礎レッスン2―26

   

去年からの続きをやって行きましょう。「同じ十大主星でも、何の五行から出て来る星なのかによって、さらに気質が変わって来るんですよ」と言うお話です。

今回は、石門星の中でも、金性まで終わりましたから、水性から出て来る十大主星の成り立ちからです。

水性は、陽が壬水で、陰が癸水です。陽の水は、水量の多い方で海や湖、大河などなのに対して、陰の水は、雨や雪をはじめとして、キリや、モヤ、霞などと言うふうに、少ない分量の水性になります。

石門星と言うのは、同じ五行の陰陽から出て来ますから、水性の場合には、日干が壬水ならば他干は癸水で、日干が癸水ならば、他干は壬水の組みわせになります。

石門星は和合性とか社交性、協調性がキーワードですから、友達作りが上手で、その中でも、石門星は陰の十大主星なので、複数の意味があるために、集団やグループを作るのが上手と言う事にもなります。

そのために、日干が壬水で癸水から出て来る石門星の場合には、雨が川に流れて、やがては海に合流して行くように、
最初のうちは、小さい集団だったのが、だんだんに力を付けて行って大きな集団を作って行くような形になります。

最初のうちは何となく気が合うから、一緒に居るとかで、
最初からそれを集団化して大きくして行こうとは思っていなかったのに、いつのまにか、交友範囲も広がって行くという所があります。

反対に、日干が癸水で壬水から出て来る、石門星の和合性や協調性ならば、水量の多い水は、どんどん積極的になるでしょうし、又、どこへ行っても、すぐに、そこで友達を作るというような、パワフルな所がある訳です。

石門星の成り立ちは、日干とは陰陽が逆になっている訳ですから、癸水日干ならば、あまり目立たないキャラで、比較的おとなしい人が多いムードなのですが、案外交際範囲が広く、積極性もあるんですよ、と言う所が面白い所です。

 

本来、石門星の柔軟な所でもあり、したたかな気質と言うのは、元々守備本能を持っているために、貫索星のような頑固さは表には見せないのですが、本質的なものは変えずに、
表面的には変化をさせる事も上手なので自分をなくしてはいないのです。

そのために、貫索星の方は頑固で表面的にも固いのですが、案外コロッと同化してしまうという極端な所があり不器用なのです。ですから、いわゆる、朱に交われば赤くなるという心配は、案外、貫索星の方と言う事でもあり、石門星と言うのは、とりあえず一回は染まっても、止めて戻って来れるのです。

しかし、さらに同じ石門星でも五行別で比較すると、水性同士の石門星は、戻ってくるつもりでも、案外染まりやすいというふうに、さらに、五行の質で分けて捉えます。

ですから、五行別の違いとして水性を考えると、水と言うのは境目もなく、一体化して融合して行く訳ですから、水性の石門星自体は、元々、とりあえず一緒に同化して行く事が出来るとも言えますが、

反対に言うと、本人は赤い水だったはずが、白い水と混じって行くと、いつの間にか、ピンク色になっていたという危険性もありますから、同じ石門星でも水性同士は良くも、悪くも同調性が強いと捉えてください。

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2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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