手習い算命学

実践算命学の電子寺子屋で一緒にお勉強してみませんか

☆実践算命学・基礎レッスン③-20

   

 

十大主星の説明の続きで、今回は禄存星・司禄星の説明からです。 人間の本能を五種類に分類して、この「五本能」に対して、十大主星の10種類を振り分けると言うお話の続きです。

貫索星・石門星~守備本能
鳳閣星・調舒星~伝達本能
禄存星・司禄星~引力本能
車騎星・牽牛星~攻撃本能
龍高星・玉堂星~習得本能 

禄存星・司禄星は引力本能に分類されますが、この引力本能と言うのはどう言うものかと言うと、人間の五本能の中で、何かを知りたいとか、伝えたい、守りたい、チャレンジしたいと言うように、4つの本能を考えて行くと、すべての目的は、この引力本能になって来る訳です。

と言うのは、人間と言うのは人の間と書くように、集団で生きてますから、たった一人では生きていけない訳ですね?野生動物のように、種類によっては、生まれてからすぐに自力で生きていけるような強さを、人間は持って居ないのです。

そのために、一人で生きて行けるのは成人になるまでと考えれば、特に日本人は欧米人よりも過保護で情的な民族性を考えても、人間と言うのは、相当オクテな生物だとも言えます。

そう考えれば、この引力本能と言うのは、言葉の通り、引き付けたいと言う本能になるのですが、これは、そのまま、「もの」でも「人」でも、自分に引き付けたい訳です。そのために、これは、魅力本能とも言うのですが、平たく言えば、自分が人に好かれたいと言う本能になる訳です。

そう言うふうに、有形の「お金」や「もの」もそうですが、無形の人気のような形を含めて両方入る事になりますが、お金で考えてみても、お金と言うのは、人からもらうものですから、それには人に嫌われていて、周囲に人がいなければ、当然入るお金も小さいようなものであって、 煎じつめると、引力本能の中に物質も入れると言うのは、人に好かれて、しっかりとした実績や信用があって、初めて周りの人はその人に対してお金を預けるなり、支払うと言える訳です。

そのために、この引力本能と言うのは、5つの本能の中でも、それ以外の4つの本能が揃うと自動的に引力が生まれると言う事でもあり、いわゆるカリスマ性もこの星に入ります。

ですから、存在感があるとか、魅力的な人になっていれば、この星のエネルギーはちゃんと働いていると考える訳です。そして、その反対に、もしこの星のエネルギーが空回りすると、単なる目立ちたがりだったり、自己顕示欲が強いだけの、わがままなキャラクターになる恐れも出て来ます。
この十大主星にはたくさんの意味が含まれていますが、まずは本能別の説明ですから、それぞれの違いを捉えて下さい。算命学の勉強は、全て、当り前の事をあらためて、考えて行くだけなのです。

 

 - 実践算命学基礎レッスン