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☆実践算命学・基礎レッスン③-21

   

 

十大主星の説明の続きで、今回は車騎星・牽牛星の説明からです。人間の本能を五種類に分類して、この「五本能」に対して、十大主星の10種類を振り分けると言うお話の続きです。

車騎星・牽牛星~攻撃本能

車騎星・牽牛星は攻撃本能に分類されますが、攻撃と言うと、戦う事が一番最初に浮かぶと思います。しかし、この戦うと言う形の中でも、言論で戦うとか、デモ行進をして、何かの主張を通すために集団行動を取るなどのように、いろいろな形がありますね?

さらには法廷闘争のように、裁判で戦う形もある訳ですが、これは、戦うと言う形以外にも、チャレンジすると考えれば、試験を受けるとか、資格を取る等と言うような行為行動を考えて行くと、人間の本能の中の動きであり、何らかのアクションすべてを表す事になります。

そのために、正反対の守備本能と比較すれば、守備は形を変えずに守る、維持すると言う事に対して、この攻撃の本能は、何かを変える事であり、何もなかった原野を開拓したり開墾するような事を考えても解るように、常に実動が伴う訳です。ですから、そう言う本能から出て来る性格や気質は、当然、せっかちだとか思い立ったらすぐに動くと言うように、要するにじっとしているのが苦手な気質とも言えます。

そのために、例えば、戦時下で、自陣を守れ、と言う命令が下ったとすると、守備本能のタイプならば籠城して、じっと動かずに、敵があきらめるのを待つという手段を取るのに対して、この攻撃本能のタイプは、“じっとしているよりは、どんどん討って出よう”と考える訳です。

そう言うふうに、この五本能を考える時には、場面を設定してみて、それぞれがどう言う行動に分かれるかと考えて行く事で、その違いが捉えやすい訳ですが、もし、困った人がいるなと見たらそれに対しても、“何とかしてあげよう”と言うふうに、情に厚い所もある訳です。ですから、義侠心があって、面倒見が良いという面は長所になりますが、反面、思い込みが強く、本人は助けようとしていても、結果的には有難迷惑と言う事もありますから、短絡的で、単純な面も持っているのです。

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