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☆実践算命学・基礎レッスン2―25

   

 十大主星の成り立ちとして、日干の十干五行に対して、何の十干五行から出て来る十大主星なのか、と言う説明を続けていますが、
今回は、土性同士が終わったので、金性同士から出て来る石門星を説明して行きましょう。

 金性は陽の金性が庚金で、陰の金性が辛金です。庚金の象意は
「岩石」「大きな刃物」で、キーワードとしては「剛鋭」です。
剛胆で鋭いという事ですから、
固い金属の方で、岩石の中でも鉄鋼石を代表させます。鉄と言うのは、鉄鉱石を溶鉱炉に入れて溶かしてから鉄の成分を抽出して、
それを日常の道具としてお鍋や、お釜にして成型する事で人間の役に立つ事になります。

 それに対して、陰の金性の辛金と言うのは、「岩石」に対して
「小石」の方になりますが、キーワードとしては「柔鋭」です。
辛金は宝石に例える事が多いのですが、庚金が重金属なのに対して、辛金の方は軽金属の方に分けます。
そのために、ゴールドもそうですが、ダイヤモンドなどの宝石が入ります。

 ですから、大きく分けると庚金は日用品などの生活用品になるのに対して、辛金は貴金属や宝飾品類のように、直接衣食住にとっては、必ずしもなくても良いという違いがあります。
そのために、日干庚金さんと、日干辛金さんのムードとしても、
庚金の方が多少ぶっきらぼうで、不器用なのに対して、辛金はプライドも高く特別意識を持っているようなムードと言う違いになります。

 石門星が出来るのは、同五行の陰陽から出て来ますから、日干庚金の場合には他干が辛金で、日干辛金の方は庚金と言う形で、イレコになっています。
そのために、イメージとしては逆の形になる所に注意が必要になります。

 庚金日干で辛金から出て来る石門星の場合には、特別意識の仲間作りで、特別のクラブを作ったりする社交性や和合性になります。
そのために、お店などでも会員制などで予め会員を絞っているような処とか、クレジットカードなども、ゴールドカードやプラチナカードのような、プレミアムカード会員を集めるという形で、
高級だとか高度スキルや資格を持っているなどと言うような人達との交流をしようとします。

 それに対して、辛金日干は庚金から出て来る石門星になるために、辛金日干自体には、特別意識があるのですが、仲間作りになると、
反対に車騎星的に攻撃的な面が出て来ます。
そのために、暴走族(古い!)を作るとかの過激集団の方になります。
 ただし、スポーツの世界も車騎星ですから、普通の運動クラブも
入りますから、けして、非行少年のような形だけではありません。
アクティブな方向性がある訳です。

 こういう考え方と言うのは、例えば、同じダイエットの会社でも、ライザップのようなハードなイメージの方が、庚金から出て来る方で、高級エステサロンの方が、辛金から出て来るというように、
同じ世界でも、会社自体の方針や方法論の違いなどでも、応用が出来る訳です。

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2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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