手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―44

   

宿命内に持たされた十大主星の星エネルギーと言うのは、調舒星で説明してきたように、必ずしも持っているからと言って、それをどの位使っているか、消化しているか?となると、全く違うという所に運命があります。

ですから、宿命内に調舒星を持っている人は、少なくとも優れた感性を活かせる「可能性」は持っている訳ですから、今からでも遅くない人はぜひ、その感性を磨いて行く事をお勧めします。

無形の感性の世界ですから、例えば、文筆業で言うならば、調舒星は短文伝達の方になりますから、和歌や短歌のような短い語句の中で凝縮して、思いを入れる世界です。

しかし、そんなに構えなくてもエッセイだとか、短い方の文章の伝達に向いていまから、コピーライターなどのように、キャッチコピーをワンフレーズで表すという世界は、最も調舒星の能力と言う事にもなります。

調舒星は、十大主星の中でも非常に複雑な星エネルギーになるために、三大奇星にも入るのですが、そのために、調舒星の成り立ちを再度復習していますよ。

では、調舒星の反発・反抗と言うキーワードはどうなるのでしょう?これは、感性と言うのは、固有の感覚である以上は、要するに、芸術家ならばその固有の才能を、絵にするとか音楽にするとかで、その固有の能力を何かの媒体を使って表現するという事で、上手に使っているのが星エネルギーの陽転になるのです。

ですから、これをひっくり返すと、何かでイライラした時に・・・調舒星は特にイライラしやすいのですが・・自分の好きな音楽を聴く事でストレス発散になるのです。それは、人一倍その音楽を作った人の感性を含めて、自分も感じ取る、共有する事が出来るからなのです。

それに対して同じ伝達の本能でも、鳳閣星の中庸の世界と言うのは、あくまでも事実をそのまま自分の意見は入れずに、性格に伝えるというエネルギーでしたね?

そのために、調舒星の方はそれが事実か真実かは分らなくても、固有の感じ方の世界と言う事になる訳です。

という事は、調舒星の世界には逆恨みとか、妬み、ソネミの思い込みの世界でもあるという事を忘れてはいけません。星のエネルギーと言うのは、必ず両面を捉える癖をつけて下さい。

ですから、鳳閣星の世界と言うのはなるほど中立中庸の立場に自分の身を置くのですが、と言う事は我関せずで「火中の栗は拾わない」という事ですから、非常に利己的で、薄情とも言える訳です。

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