手習い算命学

実践算命学の電子寺子屋で一緒にお勉強してみませんか

☆実践算命学・基礎レッスン2―29

   

十大主星になり立ちとして、十干同士のエネルギーの関係を考えて行く流れから、鳳閣星調舒星の説明になっています。

この鳳閣星と調舒星と言うのは、その成り立ちから、洩気のエネルギーで、エネルギーを洩らすという形から出て来るために、最初から洩星とも言います。

十大主星と言うのは、必ず、五行同士の相生・相剋の関係として、エネルギーの流れから出来ているために、最初から、鳳閣星・調舒星は、洩気から出てきた事が分かっているために、鳳閣星・調舒星の意味の中にも、このエネルギーを洩らす、=出すという意味が最初から入っているのです。

これを、五本能で考えて行くと、鳳閣星調舒星は伝達本能ですが、伝達する形を考えてみると、物事を伝える形ですから、これを、単純におしゃべりとして考えてみると、自分が何かを伝えるために、エネルギーを出している訳ですね?

そのために、仕事で言うと、マスコミなどの情報を伝達して行く世界も入るし、観光業や飲食業などのように、人を楽しませる、遊ばせる世界も伝達本能の世界になります。

人間関係で考えると、洩気と言うのは子供や目下と言う事になるのですが、これは、子供で言うと出産によって生まれ出てきた訳ですから、出産そのものも洩気の世界と言うふうに、情報にしても、人間でもエネルギーを出す、洩らす世界が鳳閣星調舒星の世界になっているのです。

まず、鳳閣星の成り立ちから説明して行くと、鳳閣星と言うのは、伝達本能の「陽」です。伝達の本能の中でも鳳閣星の陽の方は「公の伝達」と言って、広報活動の中でも、官報のような形で、地震警報とか、火災警報のような非難を促すような形を考えてみると分るように、公の伝達と言うのは、正確に伝える必要がある訳です。

そのために、鳳閣星の意味の中には、正確とか、中庸と言う意味も入ってくるように、その伝達内容は、正確でさらに、誰に対しても広平に、平等に伝える必要があります。

ですから、同じマスコミ関連でも、アナウンサーを考えると良いのですが、アナウンサーの役目と言うのは、「いつ」「どこで」「なにがあった」と、伝えるという事ですから、これには、全く自分の意見は入れてはいけない訳です。

何月何日に、どこの地域で、殺人事件がありました、と言う所までが公の伝達としての役目ですから、もし、“この犯人はなんてひどい奴だ”“死刑にしてしまえ!”となったら、これは、公の伝達ではなくなるし、自分の意見を入れてしまった事になってしまうのです。

 - 実践算命学基礎レッスン