☆実践算命学・基礎レッスン2―28
レッスン①の方で、十大主星の意味をやって来ていますが、さらに、その十大主星は、十干と十干の掛け合わせから算出するために、十大主星そのものの意味以外にも、さらに詳細に十干別の組み合わせによっても、違いが出て来ます。
ここまで、貫索星と石門星の組み合わせをやってきましたが、今回からは鳳閣星と調舒星の説明をして行きましょう。
貫索星と石門星の成り立ちと言うのは、比和と言って、同じ十干同士から出て来ますが、鳳閣星・調舒星の成り立ちは、洩気と言って、相生の関係から出て来ます。
レッスン①の中で説明して来たように、五行には、相生と相剋の関係がありますが、これは自然界を五行の木火土金水の循環で考えています。
相生のつながりと言うのは、木生火、火生土、土生金、金生水、水生木と言うふうに、流れます。
まず、木生火と言うのは、木性は火性を生じると言う関係を意味しています。
これを自然界で考えると、火性の火が燃えるためには、必ず、木性の燃料が必要ですから、この関係を相生と言って、相生はそのエネルギーの流れによって相手と一体化する形になります。
この関係は、木性は火性を「助ける」という事になります。ですから、反対の火性から見ると、木性に「助けられる」訳です。
これを、言いかえると、助ける方は「生じる」助けられる方は「生じられる」と言う関係が成立する事になります。そのために、この相生の関係と言うのは、自分を中心にして考えると、
自分は生気によって生じられていて、さらに、同じように自分は相手を助ける生じるという関係になるのですが、これをさらに、エネルギーを出す方を洩気と言って、エネルギーを洩らすと言います。
これは、縦線の流れと考えるのですが、この関係は親子の関係に置き換える事が出来ます。親と自分と子供がいたとすると、自分は親から生じられる、助けられていて、その自分自身も子供を生じていて、助けている訳です。
さらにこれを、反対側から考えてみれば、親は子供を生じていて、これがエネルギーを洩らしてくれていて、さらには、子供はその自分にあたる親からエネルギーを貰う、助けてもらっているので、これも洩気として洩らしてもらった訳です。
ちょっと、最初のうちは言い方がややこしいのですが、慣れてください。
ここからは、鳳閣星と調舒星は、相生の中でも洩気と言うエネルギーの流れから出て来ます。と言う事を、順々に説明して行きます。