☆実践算命学・基礎レッスン2―36
有名人で日干土性で金性から出て来る鳳閣星を探してみましょう。今回は逆に、星のイメージから人物を探してみましょう。単純に、レーサーはどうかな?とみてみると、
アイルトン・セナさん
「庚金は攻撃本能の星ですから、鳳閣星の中でもアクティブな遊びになります」と言う形から逆算してみると、彼はちゃんと、日干戊土で庚金から出て来る鳳閣星ですね?
セナさんは、農場や牧場経営、自動車修理工場を多角経営していたお父さんの元に育ち、すでに4才でレーシングカートを与えられたと、なっていますから、この宿命を活かせる環境もピッタリだった事になります。
農場や牧場は鳳閣星の大自然のイメージもあり、天恍星は海外縁があり、レースで転戦したりと、この通りの星の稼働をしています。何と言っても「音速の貴公子」ですから天恍星の華やかさもその通りです。
馬つながりで、この方はどうでしょう?
武豊さん
ありますね?こちらは己土日干の辛金から出て来る鳳閣星です。「ちょっと庶民からかけ離れた特別意識が入る遊びですから、乗馬やヨットとかでしょうか?」と言う所から探したのですが。
もちろん、カーレーサーなども、十分庶民には出来ない遊びでもあるのですが、庚金と辛金のイメージの違いは、庚金は車騎星で、辛金は牽牛星になるために、庚金の方がどちらかと言うと、攻撃的、闘争心が強い形です。
さらに、一匹狼的な車騎星に対して、牽牛星は組織の攻撃ですから、同じ乗馬でもプロとして競馬の騎手ともなると、日本中央競馬会と言う組織の一員でもあります。武さんは東方の仕事場が鳳閣星ですから、趣味の世界と言うよりも、文字通り「乗馬」が仕事にもつながっている訳です。
ヨットつながりで探してみると、
石原さんもアウトドア派でヨットマンを自認されています。しかし、この場合には、日干甲木ですし鳳閣星がありません。
この配列は甲己干合と言って、日干甲木が土性に変化する形を持っています。そのために、南方月干の遊びをイメージすると、アウトドアの遊びを選ぶという傾向が出て来ます。
この形はちょっと難しいのですが、干支の組み合わせは、実際の人物に置き換えてイメージして行くと覚えやすいと思います。
☆ちょっと高度な解釈コーナー
この配列は、日干干合が働くと日干が戊土になるために、本来の甲午は身弱の天極星なのですが、「変化帝王」と言って、戊午の天将星が出て来ます。
そのために、作家としては天極星を使い、政治家としては天将星を活かすという両面を発揮しています。