☆実践算命学・基礎レッスン③-38
今回からは、十二大従星の説明をして行きましょう。
十二大従星は陽占の宿命の、この3ヶ所に出て来る星で、人間の一生を12の星で表したものになります。そのために、この星には時間の推移が入って来ますが、 まずは、簡単な捉え方からやって行きましょう。
「十二大従星の種類」
天報星・天印星・天貴星・天恍星・天南星・天禄星
天将星・天堂星・天胡星・天極星・天庫星・天馳星
この12種類の星は、陽占の井桁の中のこの3ヶ所に出て来ますが、
これは一生の中を、大きく3つに分けて、
「若年期を子供の時代」
「中年期を大人になって社会参加をしてからの時代」
「晩年期を世の中の第一線を退いてからの時代」と分けます。
そして、一生を12に区分すると言っても、これは、この世に生まれて来てから、死ぬまでの間ではなくて、死んでからあの世に行って、再度、又この世に戻って来るまでを考えます。ですから、肉体と霊魂の死を一対として、両方の形を考えている事になります。
霊魂というと、何か観念的に聞こえると思いますが、算命学は宗教ではないので、極楽浄土を唱えている訳でもないし、一神教の特定の神様の元に召される、と言うような発想でもなくて、これも、陰陽論の発想が元になっていると考えて下さい。
ですから、基本的には、この世があるからには、あの世もあるだろうと言う形で、シンプルに捉えて結構です。このいわゆる輪廻転生の循環にはそれぞれの星を年代別に分けて行きます。
天報星=(てんぽうせい) 胎児の星
天印星=(てんいんせい) 赤ちゃんの星
天貴星=(てんきせい) 学童期の小学生の星
天恍星=(てんこうせい) 中学生から高校生位までの思春期の星
天南星=(てんなんせい) 青年期の星
天禄星=(てんろくせい) 壮年期の星
天将星=(てんしょうせい)頭領期のトップの星
天堂星=(てんどうせい) 老人の星
天胡星=(てんこせい) 病人の星
天極星=(てんきょくせい)死人の星
天庫星=(てんこせい) お墓に入る星
天馳星=(てんそうせい) お化けの星
こう言うふうに分類しているのが十二大従星になります。
ですから、誰でも宿命にはこれの中のどれかの星が3つずつ持っている訳です。
まずは、ここまでです。
追記)十二大従星の読み方は、同じ読み方をする星があるので、これを通称として違う読み方の方で通じます。天恍星はてんぴかせい、天庫星はてんくらせいと言います。