☆実践算命学・基礎レッスン2―12
☆実践算命学・基礎レッスン2―12
貫索星になる十干の成り立ちの中の火性の説明の続きです。
丁火同士から出て来る貫索星は、炎と炎から出て来るという所まででした。
そして、丁火は最初は小さい火力でも、
燃え広がれば山火事にまでなるパワーを秘めているという事になります。
丙火の場合には、もう分りますね?日干丙火の人にとって、
貫索星が出て来るのは相手の十干も丙火から出て来るという事になります。
そうすると、同じ貫索星でも、日干丁火の方にとっての貫索星の質は、
丁火と丁火の炎のような貫索星で、
日干丙火の方にとっての貫索星の質は、太陽と太陽から出て来る貫索星と言う事になる訳です。
では、翻訳して行きましょう。
こういう時には、それぞれの五行のキーワードを使って考えると分りやすいのです。
「実践算命学基礎レッスン1」でやってきたように、丁火は「孤明」と言って、
暗い中でろうそくの炎が揺れているような、ちょっと神秘的なものがある明かりの事で、
丙火は「明暖」ですから、文字通り太陽と言うのは、
圧倒的なパワーで大きく包み込んで、明るく照らして、当然暖める訳です。
そのために、丁火から出て来る貫索星は、
ちょっとロマンティックなムードがあるでしょうし、又、暖炉の炎を考えれば、
じわじわと時間をかけて燃え続けるでしょうから、案外しつこい所があるかもしれませんね?
では、太陽と太陽と言うのは?
当然明るいでしょうし、みんなを楽しませようとする包容力がある貫索星になる訳です。
そうやって考えて行くと、貫索星と言うのは、なにしろ、頑固ですよとか、
協調性がないですよと言う、固いイメージなのですが、こう言うふうに、
それぞれの、十大主星でも、どの十干同士から出て来るかによって、
まったく違うムードを持っているという事になるのです。
という事は、貫索星の本能として、何かを守ろうとするという性格でも、
丙火から出て来る貫索星ならば、けして、頑固じいさん型の、
ガンとして自分を守ろうとすると言うのとは全く違うという事が分かってくる訳です。
そして、そもそも、太陽と言うのは、自然界の中では、絶対的に1つしかない訳です。
それが2つと言う事は、ちょっと変わっている人かもしれませんね?
丙火日干の人で貫索星を持っている人と言う事は、宿命配列の中には、
太陽が2つあるという事になる訳ですよ。
★おしらせ
2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
「実占算命学・基礎レッスン1」(全194回)は、
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