☆実践算命学・基礎レッスン2―65
禄存星のなりたちとして、ラストの日干水性からですが、十大主星もちょうど半分まで来ましたから、ちょっと復習しましょう。
十大主星の10種類の星には、陽の星と陰の星があります。
陽星=貫索星・鳳閣星・禄存星・車騎星・龍高星
陰星=石門星・調舒星・司禄星・牽牛星・玉堂星
十大主星は、十干と十干の掛け合わせから出て来る星です。十干の中でもさらに陽干と陰干があります。
陽干=甲木・丙火・戊土・庚金・壬水
陰干=乙木・丁火・己土・辛金・癸水
そうすると、十大主星と言うのは、10干×10干の組み合わせとして、100種類出て来る事になります。そのために、十大主星それぞれの五本能は同じでも、さらにその中を分類することが出来る訳です。
算命学はすべてが、陰陽五行説の理論から出てきますから、物事を必ず五種類に分類して、さらにその中を陰陽の2分類すると言う、いたって合理的に出来ています。そのために、100種類もあると言っても、成り立ちの方を覚えてしまえば、暗記する必要はありません。
ここまで説明して来た、十大主星の成り立ちは、それぞれの十干の組み合わせを掛け算で考えます。
陽は(+)で陰は(-)ですから、陽の十大主星が出来るのは、必ず、陽同士の(+)×(+)か、又は(ー)×(―)から出てきます。反対の、陰の十大主星の掛け算は、必ず(+)×(-)=(-)です。
ですから、陽星は、十干の陽同士か陰同士から出て来るし、陰星は陰陽の十干から出て来る訳です。
これを、貫索星で考えてみると、貫索星は(+)です。掛け合わせる十干は、陽同士か陰同士という事ですから、日干が甲木ならば、他干も甲木の陽同士か、又は、日干が乙木ならば、他干は陰同士の乙木という事になります。
そうすると、禄存星というのは陽干の(+)ですから、全く同じで、掛け合わせは、陽同士か陰同士です。
このブログも2018年に入り、コツコツと基本的な説明を続けて来ましたが、前回までは、日干別の中の金性まで終わりましたから、今回は日干が水性という所まで来た訳です。
★おしらせ
2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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