手習い算命学

実践算命学の電子寺子屋で一緒にお勉強してみませんか

☆実践算命学・基礎レッスン2―77

   

 

では、陰占干支を実際に置き換えてみましょう。まず、天干の十干だけを絵にしてみます。

この二人は同じ生年月日です。天干には甲木・乙木・甲木が並んでいますから森のような映像になっています。

この二人は、天干が同じ十干になっていますから、乙木・乙木・甲木になっています。この場合は、同じ木性でも、草花の方が多いので、樹木の下にお花畑があるようなイメージです。

干支から映像を捉える中でも、日干が最もその人の「心」を意味するために、同じように、木性が並んでいても本質の違いが出て来ます。

甲木の象意は樹木で、キーワードは直上。乙木の象意は草花で、キーワードは曲直です。これは、樹木のまっすぐ上に育っていく姿を考えると、その心は、そのまままっすぐで、純粋だとか、ある意味では不器用だとか単純な所がある事になります。

それに対して、乙木の象意は草花ですから、樹木よりも横広がりにニョキニョキと伸びて行きます。さらに乙木の雑草を考えると、地上の草花がカットされても、根っ子は残っていて翌年にも生えて来るように、樹木よりも弱そうでいて、案外しぶとい所を持っているのです。もう一つは、乙木には群れると言う意味があります。

これは、穀物を考えると、お米も麦も1つぶでは役に立たないし、芝生でも一本では何もならないように、乙木は和合性、協調性がある心でもあります。

ですから、甲木と乙木を対比させてみると、甲木の心は一本気ですが融通が利かないのに対して、乙木の心の方が柔軟性があり、ずるいとも言えます。

こう言うふうに、干支と言うのは、自然図にしてそのままの映像を当たり前にイメージ出来るのです。

 - 実践算命学基礎レッスン