☆実践算命学・基礎レッスン2―46
今回は日干乙木の調舒星を考えてみましょう。日干が乙木の場合には、他干は丙火になりますね?調舒星自身は「-」ですから、掛け合わせて「-」が出来ればよい訳ですから、日干の乙木は木性の陰ですから、相手は陽になる訳です。
「-」×「+」ですね?さらに、調舒星は洩気から出て来る訳ですから、乙木ならば木生火になる訳です。
丙火から出て来る調舒星と言うのはどういうムードでしょう?調舒星自体は三大奇星と言って、ちょっと気難しい星になるのですが、これが丙火の明るい太陽から出て来ると、あまり調舒星らしくないという事になります。
もちろん、調舒星は調舒星ですから調舒星の冷めている面などは、内面に持っているのですが、表からは見えず、むしろ一見鳳閣星的に人との交流も広くなる傾向があります。
木性日干の有名人を探してみると、
田中さんは、甲木日干で月干の丁火から、南方に調舒星があります。太田さんが型破りに見えるので、目立ちませんが案外こちらの方が調舒星的なのかもしれませんね。
カルロス・ゴーンさん
ゴーンさんも、甲木日干で月干の丁火から、南方に調舒星があります。良く見ると年支の蔵干内にも持っていますね?こういう場合は、蔵干の一番上にある己土の司禄星が東方の顔になるのですが、後天運で火性が強まるような所では、蔵干内の調舒星もチラチラと出て来るという感じになります。
この場合には蔵干内の十大主星をみてみると司禄星と調舒星が同数エネルギーですから、特にそうなります。
市原悦子さん
市原さんと野際さんは、どちらも乙木日干で日支に丙火があるので、西方に調舒星があります。・・・と、よく見たら同じお誕生日でした!この場合には西方ですから、私生活で見せる調舒星と言う事ですが、どちらも大女優さんですから、どこまでが演技か元々持っている性格なのか、分りませんから、例題としては不向きだったかもしれませんね。ましてや、西方の星はご家族に見せる顔なので、どちらも東方の外で見せる顔として、玉堂星の知性派と言う事だけは、あっているようです。