手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―20

   

貫索星が出て来る十干の組み合わせの説明が終わりましたので、
今回からは石門星をやって行きましょう。
貫索星が出て来る十干と言うのは、陽干ならば陽干、陰干は陰干同士の同じ五行から出て来ます。
ですから、甲木ならば相手も甲木、乙木ならば相手も乙木と言うように、全く同じ十干と十干の掛け合わせから出て来るのが貫索星ですね?

そのために、全く同じ十干同士の関係を比和と言います。四柱推命で言うと、貫索星は比肩と言うように、比和と言うのは全く同じ同士なので、比べて、肩を並べる、張り合うという意味で、又、比較しながらも和すると言う、貫索星の意味の通りになる訳です。

それに対して、石門星と言うのは、おなじ五行から出て来る所は貫索星と同じですからこれも比和なのですが、
石門星の場合には、おなじ比和でも「陰陽の比和」と言って、
陰干と陽干の組み合わせから出て来ます。
ですから、日干が甲木ならば相手の十干は乙木になると、石門星が出て来る訳です。

陰陽を男性と女性に置き換えて見ると、貫索星と言うのは、
女性は女性同士、男性は男性同士の関係になるのに対して、
石門星と言うのは、陰陽ですから、男性と女性の関係になります。

そのために、同性の友達は貫索星で、異性の友達は石門星と言う事にもなるのです。又は、兄弟と言うのは同じ親から生まれていて、
親に対して子供同士は対等の関係ですから、比和はきょうだいでもあるのですが、これが同性のきょうだいならば貫索星で、兄と弟や、姉や妹ならば貫索星と考えます。

ですから、兄妹、姉弟のように、異性のきょうだいは石門星の関係になる事になります。

そうすると、元々兄弟と言うのは、自分たちもそうですが、何かと周囲からも比較されやすいものですから、お兄ちゃんの方がしっかりしているねとか、お姉ちゃんの方が美人だねとか、比較されやすい所がありますね?

さらに、同性同士の方が比較されやすいという事も有るのに対して、異性の兄弟になれば、似ているね~となっても、男性と女性なので、
おなじ似ているのでも同性の方がより比較されやすいとも言えます。

そして、同格と言う事は張り合うので、例えば、兄弟喧嘩をすると
言う事は誰でもあるのですが、兄弟ならば取っ組み合いの喧嘩になったとしても、異性のきょうだいの兄妹のならば、まさか暴力はふるえない訳です。

ですから、異性のきょうだいの間にはそれだけ手加減が入る訳です。これが、妥協とか、和合性、協調性と考えて、石門星のキーワードが
出て来る訳ですから、文字通り、生まれ育つ時に異性のきょうだいが
居る場合には、長じてからも、男女にかかわらず誰とでも自然に付き合えるというような、協調性が育つ事になります。

 ですから、兄弟数が多くて、さらに男女の混合の中で育った人の場合には、おなじ人使いでも、部下に対して男性にも女性にも上手に接する事が出来る訳です。人なれしている訳ですね。

 そのために、宿命内に石門星を持っている人は、政治家に向くとか事業家に向いていますよと言うのも、元々、日干に対して、陰陽の同五行を持っているという事ですから、それだけ、社交性があるとか協調性があり、相手が男性でも女性でもまとめて行けるという所から来ている訳です。

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2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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