手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―73

   

 

今回は、再度、司禄星の成り立ちとして、日干が火性との十干の組み合わせの説明からです。日干火性から出て来る司禄星は、他干は金性ですが、前回説明したように、司禄星が陰「-」の星ですから、十干の掛け合わせは必ず陰「-」と陽「+」の順剋から出て来ます。「-」×「+」=「-」です。

火性は、丙火が陽干で丁火が陰干ですから、日干丙火ならば他干は金性の陽の庚金で、日干丁火ならば他干は金性の陰の辛金と言う事になります。

十大主星の成り立ちとして、十干同士の関係は、日干の心が、他干の器の中に入る事で、そのブレンドから出て来ると考えます。

そのために、日干が丙火の場合は、他干が辛金と言う事ですから、丙火の太陽の心が、辛金の宝石の中に入る事で、出てきたのが司禄星という事になります。

司禄星の本質は、準備・蓄積のエネルギーですから、財星で考えると、コツコツと貯金して行くお金の方ですが、財だけではなくて、すべてを集めておいて、不足がないようにしておきたいと言う意識があります。

そうすると、辛金から生まれる司禄星というのは、直訳すると「柔鋭の蓄積」と言う事になります。

金性の中でも、辛金は貴金属や希少金属などに分類するために、ゴールドを代表させると、キーワードが、柔らかくて鋭い質と考えるのです。

そのために、同じ蓄積でも、辛金のプライドや美意識があるために、何かをコレクションするのでも、固有のセンスを活かそうとします。例えば、投資などでもなんでも広くと言うよりも、特定の分野で運用するとか、ファッションなどでも、ブランド志向になったりすると言うムードです。

元々、司禄星は、家庭経営として、常に家族が安心して過ごせるようにと、図るために、日ごろの準備や算段が得意な所から、主婦の星とも言われるのですが、辛金から出て来る場合には、その中でもちょっと高級志向だったり、自然食品を選ぶ、などと言う拘りがあります。

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2011年1月~2015年1月まで当ブログに掲載していた
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