手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―62

   

日干土性で禄存星を持っている有名人をみてみましょう。

ヒラリー・クリントンさん

ヒラリーさんは日干が戊土で、東方の仕事場に禄存星があります。日干を「心」として、陰陽に二分類すると、陽干は能動的で主体的、陰干は受動的で補佐的と言う事になります。そのためにこれを、男女の気質に分けてみると、陽干がおとこ星、陰干がおんな星と言う事が出来るのです。ただし、男性だからおとこ星があるかどうかではなくて、気質で分ける訳です。

そうするとこの配列は、日干の心が山岳のおとこ星で、上から見下ろす風情ですし、壬水の海から出て来る禄存星ですから、スケールが大きいのですが、彼女の気質は完全に男性的と言う事になります。

禄存星の質は引力本能の陽として、人を引き付けたい、トップに立ちたい、でも良いし、目立ちたいとか仕切りたいと言う事でもありますから、要するに親分になりたい訳です。

さすがにアメリカの大統領にまでなろうとすると言う事は、この位じゃないと、務まらないとも言えますね?

しかし、今回の大統領選で分かったのは、いかにもアメリカは男女平等の国のようでいて、案外内陸部は保守的で、彼女の事は「クッキーも焼けない女なんて女じゃない」と言う反発も多かったと言うのは、意外でした。

禄存星の本分はあくまでも、愛情奉仕が第一義で、もし親分になりたいならば、男女にかかわらずちゃんと周囲に対しても面倒を見るやさしさが必要ですよ、と言う事から考えると、彼女にはそのやさしさをアピール出来なかった事が敗因だったかもしれません。

本当の男女同権と言うのは、あくまでも女性である事には違いがないので、女性的な面も上手にアピールした方が良かったのかもしれませんね。あれじゃあ怖いもんね。まあ、大国はそんな事じゃダメなのかもしれませんが。

トランプさんの議論にもならない無茶苦茶な発言には、ムキになって応戦するしかなかった訳で、候補者討論会中も「彼女がしゃべっている時には、うしろをウロウロしながら自分の首に息を吹きかけられたのには、鳥肌が立った」と最近回顧録で告白していましたが、これまでにいなかったタイプに対して作戦も失敗してしまったようです。

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