☆実践算命学・基礎レッスン2―38
鳳閣星になる組み合わせの残りは「水生木」の関係です。鳳閣星は陽の星ですから、どちらも「+」同士か「-」同士だけですから、組み合わせとしては、日干が壬水ならば相手は甲木で、日干が癸水は相手も陰干の乙木と言う事になります。それぞれの日干の「心」が他干の器の中に入る事によって、同じ鳳閣星でもさらに気質の違いが出て来る事になります。
さらに相生の関係と言うのは、融合して一体化するのが特色ですから、この甲木乙木の植物に対して、水性は植物を育てて行く訳です。
鳳閣星を遊びとして捉えると、甲木はストレートでまっすぐがキーワードですから、直訳は一直線な遊び方をする訳ですが、さらに甲木の樹木を考えると、毎年、毎年、コツコツと年輪を刻んで行くように、休まずに毎日毎日続けて行くようなイメージです。
ですから、スポーツが趣味の人ならば、毎日欠かさず筋トレを続けるとか、決めた時間には必ず同じ事をすると言うような、凝り性的な遊び方になります。
乙木の方になると、雑草が自由にヨコ広がりに伸びるように、樹木がまっすぐ上に伸びる以外ない形に対して、もっと柔軟性があります。
そのために、同じ遊び方をしていても深く掘り下げるよりも、何でもやってみてそれぞれがそこそこのレベルにはなると言うふうなムードです。
鳳閣星の伝達本能から、おしゃべりの仕方で例えてみると、甲木から出て来る鳳閣星は、ストレートに本質を突いて行く伝え方をするでしょうし、乙木の方は例え話が多かったり、すぐに結論に行かないという比較でも良いし、
それだけに、甲木の方は正直すぎて誤解を受ける事もあるでしょうし、乙木の方は何が言いたいのか、核心が見えないという事でもあります。