☆実践算命学・基礎レッスン③-37
十大主星を五本能に分けて、気質の中心にある主星を中心に見て行きましょう。有名人を使って並べてみる事で、ニュアンスを捉えて下さい。
今回は玉堂星からです。
玉堂星は習得本能の「陰」になります。前回の龍高星が同じ習得本能でも、体験学習的で、冒険的な学び形なのに対して、玉堂星の方は、保守的な学びになります。そのためにいわゆる机上の学びであり、動かないで学ぶ方になる訳です。
ですから、玉堂星の学び方というのは、伝統や歴史に学ぶ形で、過去からの伝承を守り伝え遺すようなものになります。その違いがあるために、龍高星のように改革的な形で、既成のものには拘らずに、新しいものを創り出そうと言うのではなくて、壊さないでさらに、そこに加えていくような違いが出て来ます。
そのために、玉堂星のキーワードには、古典、伝統、古風、という言葉になります。さらに、玉堂星の中には、故郷とか母性という意味もあり、これはいわゆるお母さんの愛情のような、慈愛のイメージもあります。
龍高星と対比させてムードを捉えて欲しいのですが、例えば、バレエの世界で言うと、クラッシックバレエが玉堂星で、モダンバレエのような創作が入る形や、モンテカルロバレエ団のように男性だけで踊ると言うような、ユニークな形が龍高星になります。
又、絵画で言えば、玉堂星が水彩画で、龍高星は油絵という形で、さらに龍高星の方は、立体の彫刻の形になるのに対して、玉堂星の方は、平面的だったり、水彩画や水墨画のようなモノトーンのわびさびの世界のような落ち着いた世界になります。
さらに小説などならば、玉堂星が純文学的で、龍高星は大衆的な題材を扱うとか、ドキュメンタリーやノンフィクションの世界になる訳です。
キャラクター的には、龍高星がユニークではみ出すような、ある面変人的な気質も出て来るのに対して、玉堂星はあくまでも正統派だったり、大人しいのですが、その分、頭でっかちにもなりやすく、理屈ですべてを考えようとするために理屈っぽい面もあります。
算命学には学問的な理論も入っているので、その学び方は玉堂星的に、あくまでも理論や理屈を踏まえて答えを導くのですが、算命学自体は龍高星の世界で、人間の生活や人生そのものを実質的に活用して行くという習得の世界と考えます。
こう言うふうに、十大主星の世界は、基本的な本能を崩さずに、実際のあらゆる世界に当てはめて応用して行きます。
そこで、玉堂星を持っている有名人を探してみると
沢口靖子さん
古風なイメージの女優さんで探してみると、沢口さんも玉堂星を持って居ますね。ですから、清純派だったり清楚なムードがある訳ですね。
真田 広之さん
男優さんで言うと、真田さんも玉堂星を持って居ます。
この玉堂星は正統派の和風の美男美女のイメージがあり、反対に龍高星はいわゆるバタ臭いという方でエキゾチックなムードになります。なるほど彼には龍高星もありますね。
イチロー選手
イチローさんも玉堂星ですがハンサムかどうかは、賛否が分かれるかもしれませんね?ちゃんと海外縁の龍高星もあるのですが、間違いないのは玉堂星のちょっと理屈屋さんの方はあっているかもしれません。いやいや理論派というべきですね。
次回からは十二大従星の説明をしていきましょう。