手習い算命学

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☆実践算命学・基礎レッスン2―79

   

 

干支をビジュアル化してみると、それぞれの干支の並び方の違いが良くわかるのがおもしろい所なのですが、今回は、土性日干です。

このお二人は、天干は土性だけですが、その中でも中村さんの方は山が連なっていて、そのすそ野に平地が連なっている映像ですから、雄大な姿です。土性は動けないために“受けて立つ!”と言う風情です。楠木さんの方は平地の方が広々としていて、見通しがよさそうな姿です。

土性の象意は、戊土は山岳、己土は田園を代表させますが、キーワードは陽の戊土は不動で、己土は広平です。五行の中で土性と言うのは、どちらも不動で土は自らは動けない五行です。

反対に言うと、土は動いたら地震になったり、山も山崩れしてしまいますから、動いてはいけない五行です。そのために、受け身でその分、周囲を引き付けるような魅力が必要になるのです。

陽の戊土の心は、その中でもデンとそびえていなければ山の価値も下がりますから、さらに、高い所から見下ろしている風情ですから、どちらかと言うと偉そうなムードで、又その方が運を伸ばせます。それに対して、対比させると己土は庶民的な心でもあります。

己土は田園を代表させるのですが、これは、平地を意味しています。そのために、町や村など人間の居住地にもなるのに対して、戊土は山頂には神社があるように、神様の棲む所でもあります。ムードとしては、人間が住むためには、山岳は不便ですから、登山客や山籠もりをするなど、日常生活からは離れる土地と言うイメージです。

天干は、精神でもあるために、これだけ土性が多いと言う事自体は、かなり頑固で、それだけに一貫性があると分かります。

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