☆実践算命学・基礎レッスン2―37
鳳閣星の洩気の関係から出て来る形で、今回は「金生水」の関係です。
鳳閣星は陽「+」の星ですから、十干を掛けあわせて陽「+」になる組み合わせですから、日干が庚金の「+」ならば他干は壬水の「+」で、日干が辛金の「-」ならば他干は癸水の「-」です。
「日干エネルギー」が入る「器」の方が他干になるために、特色は他干の方で考えますから、水性の特色を考える訳です。
水性と言うのは、陽の多い水量の方が壬水で、象意は海とか大河ですから何と言っても流れる事が大事で、循環をしていないと腐ってしまう訳です。
陰の少ない水量の方は癸水ですが、これは雨水を考えても結果的には人間のための飲料水の役割になりますから、濁る事を嫌います。さらに、水量が少ないという事は、モヤや霧なども含まれるのでハッキリ見えないイメージが入ります。
そうすると、壬水から出て来る遊びは、流動や放浪の意味になるために、水そのものを考えれば、船旅等ですが、それ以外にも移動が伴う旅行や遠い所まで行って遊ぶようなイメージになります。
癸水から出て来る遊びは、あまり派手ではなくて一人でコツコツとやって行くような楽しみ方で、それをずっと続けて行くうちに、プロの領域までになるような、ちょっとオタクのイメージでしょうね。
拡大解釈すると、へそくりが趣味で結構な金額を貯めちゃうような気質が癸水から出て来る楽しみにもなるかもしれません。
もちろん、伝達本能そのもので考えれば、壬水の鳳閣星はかなり大きなアピールの力があって、海外にまで影響力を発揮して行くようなスケールですし、癸水の鳳閣星ならば、いつの間にかみんなが知っていると言うような、コツコツと伝達して行くという方向になります。
例えば、TV番組の「世界の車窓から」は今年の5月で通算1万回の放映になったようですが、あのテーマソングを知らない人はいないでしょうね~。