☆実践算命学・基礎レッスン2―18
今回は、金性から出て来る貫索星を持っている有名人を見てみましょう。
宮本亜門さん
by―Jissen sanmei soft
演出家の宮本さんは、日干が辛金で年支に辛金がありますから、東方が貫索星です。
辛金から出て来る貫索星は、美意識やプライドの高さを持っていますから、
ご本人の”拘りゾーン”に対しては、けして譲らない強い信念がありそうです。
又、だからこそミュージカルだけではなくて、オペラや、歌舞伎にまで「亜門流」を発揮出来る訳ですね。
今田耕司さん
by―Jissen sanmei soft
お笑いタレントの今田さんは、日干が辛金で月干に辛金がありますから、南方が貫索星です。
ソフトムードの彼ですが、南方は目下ですから、後輩たちには意外にも硬派な面を見せる事でしょう。
彼の地雷ゾーンをうっかり踏むとガツンときそうです。
☆ちょっと高度な解釈コーナー
大沢たかおさん
by―Jissen sanmei soft
俳優の大沢さんはイケメンですから優しそうなムードですね？この配列内には貫索星がありません。
しかし、良く見ると、日干庚金で日支の蔵干に庚金を持っているのです。
十大主星の割り出し方は、日干の五行に対して、横線に並んでいる星は、
蔵干内の一番上に出て来る十干との掛け合わせによって、十字の井桁の中に出て来るんでしたね？
そのために、宿命の十大主星はあくまでも、宿命の陽占図に出てきたものが、最もその人の本質を表しています。
ｂｙ―Ｊｉｓｓｅｎ ｓａｎｍｅｉ ｓｏｆｔ
しかし、この図にあるように、それ以外にも蔵干内には十大主星が入っていますから、
この星も自分の星になります。
特に彼の場合には、この貫索星の点数は、透出している龍高星とほぼ同じですから、
「隠れ星」として、貫索星の気質も持っている事になります。
特に、庚金から出て来る貫索星は、ぶっきらぼうで硬派な面がありますから、
ルックスの割には、案外“骨があるな～”と言う面も持っている事が分ります。
特に、大沢さんは生年天中殺と言うものも持っていますから、
この貫索星はチラッと見せる気質と言うムードでもあります。
坂東玉三郎さん（五代目）
ｂｙ―Ｊｉｓｓｅｎ ｓａｎｍｅｉ ｓｏｆｔ
歌舞伎役者の玉三郎さんは、北方と南方に庚金から出て来る貫索星があります。
そのために、オヤマのたおやかさとは裏腹に、武骨で一途な面もお持ちと言う事になります。
もう一つ、この配列は特殊な見方があります。
男性で庚金をたくさん持っている場合には、女気（じょき）と言って、
男性であっても正反対に非常にデリケートで繊細な気質もあります。
そのために、オヤマとして妖艶さを出す時には、この女気を使い、
舞台演出や監督業をなさる時には、男性的で、なかなかの手厳しさを出すと言うように、
非常に複雑な所が彼の持ち味にもなっているようです。
元々、女優さんと言うのは非常に男性的な方が多いと言われますが、
歌舞伎の世界は男性が女性を表現する所に、独特の伝統美がある世界です。
彼の場合には、この“女性以上の色気が出て来る”という複雑さが表現できるのかもしれませんね。